リモートワークが発達した昨今、場所を選ばずに働くことができる時代になってきました。
私は、元々関東地方の田舎で育ったのですが、進学を期に都会で生活することになりました。
都会での生活は、欲しいものがすぐに揃い、おしゃれなカフェや美味しい居酒屋、遊ぶ場所だって何もかもが揃う便利で楽しい生活でした。
しかし、就職し仕事が始まると、学生生活とは異なるストレスが生まれました。
特に内向的な私は、気付かぬうちに心も体もすり減っていたのです。
今日は、内向型の私が田舎へ引っ越してどう変わったかをお話します。
都会生活で感じたメリットデメリット
都会は便利ですが、内向的な人にとっては刺激が多すぎると感じることもあります。
まず、内向型の私から見た都会での生活のメリット、デメリットをお話します。

都会生活のメリット
都会は人や企業が集まる場所で、何をするにも便利です。
- 電車やバスがすぐ来るので、移動に困らない
- 欲しいものがすぐに手に入る
- 流行の最先端のモノやサービスを体験できる
といった点は、地方ではなかなか得られない都会ならではの魅力でした。
都会生活のデメリット
都会には便利さと楽しさがある一方で、内向型の私にとっては負担に感じることも多くありました。
まず、どこへ行っても人が多く、満員電車や行列に並ぶといったストレスは日常茶飯事です。
物価も高いため、生活費がかさむのも悩みの種でした。
また、人が多い分トラブルも起こりやすく、常に気を張って過ごさなければなりません。
夜になっても街は明るく、静かな場所を探すのが難しいため、心から休まる時間が少なかったように思います。
仕事も忙しく、アスファルトや騒音に囲まれた環境では、知らず知らずのうちに心身が疲れ切っていたのだと今では感じます。
田舎暮らしの魅力と不便なところ
私は結婚をきっかけに、九州地方へ移住することになりました。
ちょうど都会の生活に疲れ切っていたので、地方への移住に対しての迷いはなにもありませんでした。
田舎での生活は不便な面もありますが、内向型の私にとても合っているなと思います。

内向型の私が感じた田舎暮らしのメリット
まず、私が感じた田舎暮らしのメリットは次のとおりです。
- 四季の自然を身近に感じられる
- 人との距離感がちょうど良い
- 住居や土地が広く、家賃や物価も安い
そして、私の住む場所はとても自然豊かな場所です。
夜に、部屋で作業をしていると、近くで「ピィーッ」と鳴く声がしました。
驚いて窓の外を見てみると…

なんと鹿が元気よく飛び回っているのです…!
都会では決して聞けない音に、思わず手を止めて耳を澄ませてしまいました。
また、昼間に猫が歩いているのかと思い近づいてみたら、そこにいたのは…

アナグマでした。
こちらを気にせずトコトコ歩いて行く姿とぷりぷりしたお尻はなんとも愛らしく、思わず笑みがこぼれました。
また、関東の田舎で育った私は、蛍を数匹ほど見かけたことがあります。しかし、九州に住んで初めて、星の数ほどの蛍を見た時は、その美しさにとても感動しました。
田舎暮らしのデメリット
田舎ならではの不便さもいくつかあります。
たとえば、買い物やサービスの面では都会ほど選択肢がなく、現金払いのお店も多いです。
また、公共交通機関が少ないため車が必須で、運転に不安がある人には大変かもしれません。
さらに、同年代の若者が少なかったり、方言が分かりにくかったりと、人間関係の面で戸惑うこともあります。
夜は街灯が少なく真っ暗なので、最初は少し怖さを感じることもありました。
内向型の私が田舎で心地よさを見つけた瞬間
田舎暮らしの不便さをいくつか挙げましたが、私自身はそれらがあまり不便だと思ったことはありません。
それ以上に、自然豊かな環境でのんびり生活できることが、自分にとても合っているのだと思います。
田舎で暮らしていても、やはり仕事や人間関係で疲れることはあります。
そんなときは、ちょっと近くの自然を感じながら散歩をしたり、あまり知られていない絶景スポットへ行ったり、優しいおじいちゃんやおばあちゃんとお話をしたり…
特に、自然の木や花の美しい色彩や土の匂い、鳥や虫の鳴き声など、さまざまな感覚を通して自分を癒してくれるんですよね。
自然の力ってすごいなぁと改めて感じます。

まとめ:辛いときにいつでも逃げられる居場所をつくろう
都会が合う人がいれば田舎が合う人もいます。
無理に周りに合わせる必要なんてありません。
自分が本当に住みたい場所・環境で過ごすことはとても大事だと思います。
都会に疲れたら一度立ち止まって、自分に合う環境を探してみてもいいかもしれません。
動物との遭遇や自然の出来事が心を癒してくれますよ。
田舎での自然豊かな生活を楽しんでいるそらまめなのでした。