「最近の若者は〜」「私たちの時代は〜だったんだ」
みなさんも、年上の方からそんなことを言われた経験はありませんか?
時代の変化とともに、子どもの育て方や考え方も少しずつ変わっていきます。
今日はその変化と、子どもたちを見て感じたことをお話しします。

休みがちになった小学生
私は週1回、小学生向けのみまもり教室のお手伝いをしています。
参加しているのは15人ほど。
ところが最近、ちらほら休む子が出てきました。
学校には行っているようなので、どうやら「教室だけ」を休んでいるようです。
理由を聞くと「ドリルをしたくない」「内容がつまらない」とのこと。
スタッフとしてはちょっと寂しいですし、正直「嫌なことから逃げて大丈夫かな…」と不安になることもあります。
でも同時に、行く・行かないを自分で選べるって、羨ましくも思いました。

「私の時代は〜だったよ」
私が小学生の頃は、一度始めた習い事を休むなんて許されませんでした。
特に土日の朝の習い事は、起きるのが辛いし、冬は寒いし…。
いつもイヤイヤ行っていたのを思い出します。
観たいアニメを諦めなきゃいけないこともあり、土日にゆっくりできる友達が羨ましかったんですよね。
そんな経験を思い出すと「今の子は…」とつい思ってしまう気持ちもあります。
でもよく考えてみると、自分で選べることって実はとても大事なんですよね。
選択の自由があるすばらしさ
「自分で選ぶこと=自主性」ってすごく大事です。
私は大人になってから、「やりたいこと」がなかなか見つからず苦労しました。
小さい頃から嫌なことを我慢してきたせいかもしれません。
やりたいことが見つからないと、仕事選びにもつながってしまいます。
結果、「やりたくない仕事」に就いてしまったり、毎日が楽しくなくなったり…。
最悪の場合は心や体を壊してしまうこともあります。
だからこそ、小学生のうちから選択できる環境は本当に大切。
昔の偉人たちだって、好きなことをとことん突き詰めて「天才」と呼ばれるようになったんですから。
今も昔も、それぞれ大切な価値観
時代が変われば、価値観も変わります。
今はLINEで一瞬で送れるメッセージも、少し前まではメールやポケベルでした。
さらに昔は文通で、届くまでに何日もかかったんですよね。
そんなふうに手段が変われば、人との関わり方や考え方も自然と変わります。
「今どきの子どもは」「私の時代は」
そう思うのは当然のこと。
昔の育て方にも今の育て方にも、それぞれ良い面があるはずです。
大切なのは、その良い部分をうまく取り入れて、子どもたちを見守っていくことだと思います。

まとめ
今日は「みまもり教室に来なくなった子ども」についてのお話でした。
きっとその子には、その子なりの理由や考え方があるんですよね。
もし経験不足で後悔したとしても、その時にきっと自分で気づけます。
人生はいつでも軌道修正できるからです。
「始めたいのに動けない」
「あの時こうすればよかった」
そう思った瞬間こそ、新しいスタートの合図。
遅いなんてことはありません。
子どもを見て、改めて私自身が気づかされたのでした。
――そらまめ